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狩野 善友(Zensuke Karino)
Founder|高卒認定・起業・自己表現

「学校に行けなかった」「行かなかった」という経験は、決して恥ずかしいことでも、終わりでもありません。僕自身、CLCを立ち上げる前、学校という場所が自分に合わないと感じ、別の道を模索した時期がありました。その過程で出会ったのが高卒認定試験という選択肢です。今回は、その経験を踏まえながら、高卒認定試験が持つ可能性について正直にお伝えしたいと思います。

高卒認定試験とは何か——普通の高卒と何が違うのか

高卒認定試験(正式名称:高等学校卒業程度認定試験)は、文部科学省が実施する国家試験です。合格することで「高校を卒業した者と同等以上の学力を持つ」と認定され、大学・短大・専門学校の受験資格を得ることができます。

よく誤解されるのが、「高卒認定=高卒」ではない、という点です。高校を卒業したわけではないため、就職の際に「高卒」として扱われるかどうかは、企業や状況によって異なります。ただし、大学に進学して卒業すれば「大卒」になるため、大学進学を目指す方にとっては十分に有効なルートです。

試験科目は国語・数学・英語・理科・地歴公民など複数にわたりますが、すべてを1回で合格する必要はなく、科目ごとに合格を積み上げていけるのが大きな特徴です。得意科目から少しずつ取り組めるため、自分のペースで進めたい方に向いています。また、年2回(8月・11月)実施されるため、計画的に受験スケジュールを組むことができます。

高卒認定を取る3つのメリット

高卒認定試験には、単に「受験資格を得る」以上の価値があります。CLCで多くの生徒と関わってきた中で感じる、主なメリットを3つ挙げます。

① 自分のペースで勉強できる
全日制高校では、決まった時間割に沿って毎日登校することが求められます。しかし高卒認定の勉強は、時間・場所を自分でコントロールできます。朝が苦手な人は午後からスタートする、集中できる日にまとめて進むなど、自分の特性に合った学習スタイルを選べることは、学校が合わなかった人にとって大きな強みになります。

② 最短ルートで次のステージへ進める
通常、高校は3年間通うことで卒業できます。しかし高卒認定試験を活用すれば、理論上1年以内に合格することも可能です。早期に合格して大学受験の準備に集中したり、起業や資格取得に向けて動き出したりと、時間を有効に使える点は大きなアドバンテージです。

③ 「前に進む」という自信がつく
試験に合格することは、純粋なスキルアップだけでなく、「自分は動けば変われる」という自己効力感を育てます。CLCで伴走してきた多くの生徒が、高卒認定の合格をきっかけに表情が変わり、次の目標に向かって生き生きと動き始めます。その変化を近くで見ていると、試験そのものの価値を超えた何かがあると確信します。

「不登校」だった経験が、むしろ強みになる理由

学校に行かなかった時間を「空白」だと感じている人が多いですが、僕はそう思いません。学校に行けなかった・行かなかった期間は、自分と向き合い、「何が嫌で何が好きか」を深く考えた時間です。集団の空気に流されずに自分の感覚を大切にしてきた経験は、実は社会に出てからのオリジナリティや判断力に直結します。

また、不登校を経験した人の多くは、「普通ではないルートを歩む」ことへの免疫を持っています。大学進学でも起業でも、マイノリティな道を選ぶときに感じる「本当にこれでいいのか」という不安は、学校時代にすでに向き合ってきたものです。つまり、既成のレールへの執着が薄く、自分軸で選択できる柔軟さを持っている人が多い。

CLCには、不登校経験者や通信制高校出身者が数多く在籍しています。彼らを見ていると、問題解決の発想がユニークだったり、自分の意見を持っていたり、メンターとの対話を通じて急成長したりすることが多い。これは、自ら考える時間を持ってきたことの証左だと感じています。

次の一歩を踏み出すために——CLCが伝えたいこと

高卒認定試験を目指す際に、最初の壁になるのは「どこから始めればいいかわからない」という感覚です。試験科目の多さ、過去問の探し方、勉強のペース配分——情報が多すぎて、かえって動けなくなることもあります。

CLCでは、Academic Mentorが個別の状況に合わせた学習計画の設計から伴走します。「英語が全くわからないところから始めたい」「数学は得意だが国語が不安」など、どんなスタートラインにいても、一緒に整理して前に進む道を作ります。

大切なのは、完璧な準備が整ってから動くのではなく、動きながら整えていくこと。高卒認定試験も、起業も、進路決定も、全部そうです。最初の一歩が一番重くて、踏み出してしまえば次からは案外軽い。

「学校に行かない」を選んだあなたへ。その選択は間違いではありません。ただ、その先をどう歩むかは、これから一緒に考えていきましょう。CLCのLINE公式アカウントから、いつでも気軽に話しかけてください。あなたの話を聞かせてもらうことから、すべては始まります。