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狩野 善友(Zensuke Karino)
Founder|高卒認定・起業・自己表現

「高校に進学しない」は、本当にアリなのか

「中学を卒業したら高校に行く」――それがあまりに当たり前すぎて、「そもそも行かない選択肢はないのか」と立ち止まる中学生は多くありません。でも、もしあなたが今「みんなが行くから」という理由だけで高校進学を決めようとしているなら、一度ここで深呼吸してほしいのです。私はCore Learning Community(CLC)の代表として、高校という枠にとらわれずに進路を切り拓いてきた中学生・高校生を数多く見てきました。その経験から最初に言えるのは、「高校に進学しない」という選択は、決して非常識でも失敗でもないということです。

もちろん、高校進学にはメリットがたくさんあります。同年代との時間、部活、行事、そして「卒業」という分かりやすい資格。だから多くの人にとって高校進学は合理的な選択です。けれど、全員にとって最適とは限りません。教室の空気が合わない、決められた時間割に縛られたくない、すでに本気で打ち込みたいことがある――そんな中学生にとって、高校の3年間が「自分の時間を奪うもの」に感じられることもあるのです。

大切なのは、「行く/行かない」を世間の常識で決めるのではなく、自分の目的から逆算して選ぶこと。高校はゴールではなく、進路を開くための手段の一つにすぎません。手段が合わないなら、別の手段を選べばいい。この記事では、高校に進学しないという選択が現実的にアリなのか、そして選ぶなら後悔しないためにどう考えればいいのかを、一緒に整理していきます。

「中卒で人生が決まる」が思い込みである理由

高校に進学しない選択をためらわせる最大の理由が、「中卒だと将来が詰むのではないか」という不安です。これは保護者の方が特に強く感じるところでしょう。確かに、何の準備もないまま中学卒業後に立ち止まってしまえば、選択肢は狭まります。けれど、「中卒」という学歴がそのまま人生の天井になるわけではありません。鍵を握るのが、国が用意している高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)という制度です。

高卒認定は文部科学省が実施する国の試験で、合格すれば高校を卒業していなくても、大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。満16歳から受験でき、年2回チャンスがあります。つまり「高校に行かない=大学に行けない」ではないのです。高卒認定を取れば、中卒からでも大学進学のルートは開けます。具体的な道筋は中卒で大学進学する3つのルート|高卒認定からの道で詳しく整理していますので、あわせて読んでみてください。

そしてもう一つ。社会の側も少しずつ変わっています。やりたいことに早くから打ち込んだ人、自分で事業を立ち上げた人、専門スキルを磨いた人――学歴だけでは測れない力が評価される場面は確実に増えています。「中卒」を悲観する必要はありません。むしろ問われるのは、空いた時間で何を積み上げるかです。学歴という看板の代わりに、自分だけの実績や専門性をつくれるなら、進学しない時間はハンデではなく武器になります。

高校に進学しない場合、中卒からの進路は5つある

「高校に行かない」と言っても、その先は真っ白ではありません。現実的には大きく5つの道があります。まず全体像をつかんでおきましょう。

① 高卒認定を取り、大学進学を目指す

もっとも王道に近いのがこのルートです。高卒認定に合格して大学受験資格を得て、そのまま大学進学を目指します。学校の時間割に縛られないぶん、受験勉強に時間を集中投下できるのが強みです。早ければ16歳で高卒認定に合格し、浮いた時間を海外進学準備に充てる人もいます。そのリアルは16歳で高卒認定→17歳海外進学のリアルロードマップをご覧ください。

② 高卒認定を取り、やりたいことや起業に時間を使う

すでに打ち込みたいことがあるなら、高卒認定で土台を確保しつつ、空いた時間を事業づくりや専門スキルの習得に充てる道があります。10代のうちから実践を積めるのは、進学しない選択ならではのアドバンテージです。

③ 通信制高校に進む

「高校卒業」の資格は得つつ、登校日数は抑えたいなら通信制高校という選択もあります。自分のペースで学べる一方、レポートの自己管理が必要など向き不向きはあります。「高校に行かない」と決め切る前に、比較対象として知っておくとよいでしょう。

④ 専門分野の技能・資格習得に進む

調理、IT、デザイン、美容など、早くから専門技能を磨ける道もあります。中学卒業後すぐに専門性を伸ばし始められるのは大きな強みです。ただし将来の選択肢を広げるために、並行して高卒認定を取っておく人も少なくありません。

⑤ いったん立ち止まり、心身の回復を優先する

不登校や体調の問題で疲れているなら、まず休んで回復することが最善のこともあります。進路を急いで決めるより、元気を取り戻すことが先という時期は誰にでもあります。立ち止まることは、後退ではありません。

後悔しないために。進学しない選択を考える3つの問い

高校に進学しない選択は「アリ」です。ただし、勢いや逃げだけで決めると後悔につながりやすいのも事実です。「高校進学しない 後悔」と検索する人が多いのは、準備のないまま選んでしまったケースがあるからでしょう。後悔しないために、自分にこう問いかけてみてください。

問い①「行かないことで、何の時間を生み出したいのか」。進学しない最大の価値は「時間の自由」です。その時間を受験勉強に使うのか、事業や専門スキルに使うのか、回復に使うのか。空いた時間の使い道が見えているかが、後悔するかどうかの分かれ目になります。逆に「ただ学校に行きたくないだけ」で目的が空白なら、まずそこを一緒に考えるところから始めましょう。

問い②「学歴の代わりに、何を積み上げるのか」。高卒認定で大学受験資格は確保できます。そのうえで、進学しない時間に実績・専門性・経験のどれを積むのか。看板の代わりになる「自分の中身」を意識できると、進路はぐっと現実味を帯びます。

問い③「一人で抱え込んでいないか」。進学しない選択は人生の大きな分岐点です。親や信頼できる大人、第三者の専門家に一度は話してみてください。同じ悩みを持つ中学生に向けた中3で「高校に行きたくない」君へ|進路の選択肢は4つあるも、視野を広げるヒントになります。選択肢を知ったうえで一緒に考えてくれる味方がいるだけで、見える景色は大きく変わります。

「行かない」を選んでも、進路はちゃんと描ける

高校に進学しない選択がうまくいくかどうかは、結局「その後をどう設計するか」にかかっています。一人で高卒認定の勉強を進めるのはペース管理が難しく、孤立しやすいのも事実です。だからこそ、伴走者の存在が大きな意味を持ちます。私たちCLCは、「学校に行かない選択」を肯定したうえで、その子が本当に熱狂できることを起点に進路を設計するオーダーメイド型のサポートを行っています。通信制高校では実現しにくい時間の自由を活かし、一人ひとりに合わせて道筋をつくっていきます。

大学進学を目指すならCLC進学コースで受験のプロが、起業や事業づくりに関心があるなら起業コースで現役の起業家・ビジネスパーソンが伴走します。中には、高卒認定で土台を固めながら10代のうちに自分の事業を立ち上げる人もいます。サービスの全体像はサービス紹介ページを、制度面の疑問はよくある質問をご覧ください。

「自分の場合、高校に行かない選択は現実的なのか」「行かないなら、その後をどう組み立てればいいのか」――そう感じたら、一人で抱え込まずに声をかけてください。LINEで無料相談、またはお問い合わせフォームから、あなたの状況をそのまま話してくれて大丈夫です。否定もせず、急かしもせず、あなたが納得できる進路を一緒に描いていきます。

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