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狩野 善友(Zensuke Karino)
Founder|高卒認定・起業・自己表現

「高校に通う意味がわからない」は、悪いことじゃない

「毎日高校に通っているけれど、この時間に何の意味があるんだろう」——そう感じて、この記事にたどり着いたのだと思う。まず伝えたいのは、その問いを持てること自体が、君が自分の人生を真剣に考えている証拠だということ。何も考えずに周りと同じ道を歩む人は、そもそも「意味」を疑わない。立ち止まって疑問を持つ君は、決して怠けているわけでも、ダメなわけでもない。

私はCLC(Core Learning Community)の代表をしているが、実は自分自身も高校生のとき、まったく同じ感覚を抱いていた。教室に座っている時間が、自分のやりたいことからどんどん遠ざかっていくように思えて仕方がなかった。結局、私は高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)を選び、そこで生まれた時間を使って動き出した。だからこの記事は、上からの説教ではなく、同じ壁にぶつかった一人の先輩からの話として読んでほしい。

大切なのは、「意味がわからない」という感覚を、その場で無理に打ち消さないことだ。多くの大人は「とりあえず卒業しておけ」と言う。それも一つの正解ではある。けれど、その言葉で君のモヤモヤが消えないなら、一度きちんと向き合ったほうがいい。この記事では、感情論で片づけずに、進路の選択肢として整理していく。

やりたいことがある人ほど、学校の時間が重く感じる理由

「やりたいことがない」と悩む高校生は多い。でも君の場合は少し違って、やりたいこと・熱中したいことがすでにあるのではないだろうか。だからこそ、それに使えるはずの時間が学校の時間割で埋まっていくことに、強いもどかしさを感じる。この感覚は、目標がある人ほど鋭く出る。決してわがままではなく、時間の価値に敏感になっているだけだ。

10代の1年は、大人の1年とは重みが違う。吸収力も、行動できる身軽さも、この時期にしかない。やりたいことがある人にとって、「今この瞬間に打ち込めない」というのは、想像以上のストレスになる。私自身、事業を始めてから振り返って、10代で確保できた時間こそが最大の資産だったと痛感している。「好き」や「熱狂」を進路の軸に置く考え方は、熱狂できる進路の見つけ方|好きを仕事にする高校生へでも詳しく書いた。

ただし、ここで焦って「じゃあ学校を今すぐやめる」と結論を急ぐ必要はない。もどかしさの正体を正しく見極めないと、あとで後悔することもある。次の章で、その見極め方を一緒に整理しよう。

「意味がない」と「今の自分に合わない」を分けて考える

「高校に通う意味がわからない」と感じるとき、その中身は実は二つに分かれている。一つは「高校教育そのものに価値を感じない」という気持ち。もう一つは「今の自分のやりたいことと、通い方が噛み合っていない」という気持ち。この二つを混ぜたまま決断すると、判断を誤りやすい。

たとえば、勉強自体は嫌いではないけれど、通学や時間割の拘束がやりたいことを圧迫している——これは「意味がない」のではなく「合わない」ケースだ。この場合は、学ぶこと自体をやめる必要はなく、学び方・時間の使い方を変えればいい。逆に、目指す道に高校の学びがどうしても必要ないと本気で言えるなら、それはまた別の設計になる。

おすすめは、紙に「学校で得られているもの」と「学校に奪われていると感じるもの」を書き出してみること。友人関係、部活、基礎学力、生活リズム——得ているものが意外と多いなら、全部を手放す必要はない。逆に、奪われている時間のほうが自分にとって圧倒的に重いなら、それは進路を見直すサインだ。大事なのは「学校か、やりたいことか」の二択にしないこと。両立させる設計も、比重を変える設計も存在する。

学校に行かない選択も含めた、4つの進路

「高校に通う意味がわからない」と感じたとき、実際に取れる道は一つではない。ここでは代表的な4つを整理する。どれが正解ということはなく、君のやりたいことと時間の使い方に、どれが一番フィットするかで選ぶものだ。

① 今の高校に通いながら、時間の使い方を工夫する

もっとも身近な選択。放課後や休日をやりたいことに全振りし、学校は「基礎とリズムを保つ場所」と割り切る。今の環境で得ているものが多いなら、まずここから始めていい。

② 通信制高校に移り、通学の負担を減らす

登校日数を抑えて自分の時間を増やす道。ただし通信制にもレポートやスクーリングの拘束はあり、想像するほど時間が自由になるとは限らない。全日制・通信制・高卒認定の違いは全日制・通信制・高卒認定の違い|3つの進路を徹底比較で細かく比べている。

③ 高卒認定を取り、高校に通わず進学資格を確保する

高卒認定に合格すれば、高校に通わなくても大学・短大・専門学校の受験資格が得られる。通信制高校でも実現しにくい「時間の自由」が手に入るのが最大の特徴だ。16歳から受験でき、17歳で次のステージへ進む設計も可能。詳しくは高卒認定は16歳から受けられる|17歳の進路設計を読んでほしい。

④ 学びと並行して、やりたいことを本格的に始める

確保した時間で、起業・創作・専門スキルなど、自分の熱狂を形にしていく道。学歴の代わりに「実績」で勝負する人生設計だ。もちろん一人で抱え込む必要はなく、伴走者がいたほうが遠くまで行ける。

高卒認定で「時間」を取り戻し、熱狂に賭ける

4つの道のうち、やりたいことがはっきりある人にとって特に相性がいいのが、高卒認定で時間を取り戻す設計だ。私自身がこの道を選び、生まれた時間を事業づくりに注いだ結果、今こうして教育の場をつくっている。あのとき「意味がわからない」を放置せず、時間の使い方を組み替えたことが、すべての出発点だった。

ただし、高卒認定を取っただけでは進路は完成しない。大事なのは、空いた時間に何を積み上げるかだ。ここで一人だと、自由な時間をうまく使えず持て余してしまう人も少なくない。CLCでは、現役の起業家やビジネスパーソン、学習メンターが、一人ひとりの「やりたいこと」に合わせてオーダーメイドで進路と学習を設計し、伴走している。大学進学を見据えたい人には進学の伴走を、事業や自己表現に挑みたい人には起業コースのような環境を用意している。

最後にもう一度言いたい。「高校に通う意味がわからない」というモヤモヤは、消すべき雑念ではなく、君だけの進路を設計するための出発点だ。周りと同じである必要はないし、学校に行かない選択も立派な一つの道だ。大切なのは、逃げとしてではなく、やりたいことへ向かうための積極的な選択として時間を組み替えること。

「自分の場合はどう組み立てればいい?」と迷ったら、一度話を聞かせてほしい。LINEの無料相談では、今抱えているモヤモヤや、やりたいことについて気軽に話せる。お問い合わせフォームよくある質問もあわせてどうぞ。

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