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楊 品昭(Hideaki Yang)
Academic Mentor|難関大対策・学習戦略

「総合型選抜の対策、塾に通ったほうがいい?オンラインでも大丈夫?」——9月に入り、総合型選抜(旧AO入試)の出願が本格化するこの時期、高校生や保護者の方からこうした相談が増えます。文部科学省の大学入学者選抜実施要項では、総合型選抜の出願受付は9月以降とされており、いままさに志望理由書や面接の準備に追われている人も多いでしょう。

Core Learning Community で Academic Mentor を務める楊品昭です。難関大を目指す生徒の学習戦略を設計してきた立場から言うと、総合型選抜の対策は「どこで受けるか」よりも「何を、誰と、どの順番で準備するか」で結果が大きく変わります。

この記事では、総合型選抜対策の代表的な4つの方法を、費用・時間・中身の3つの視点で比較し、オンライン対策が向いている人・向いていない人を整理します。

総合型選抜の対策で、本当に必要な4つの準備

総合型選抜は、学力試験の点数を中心に合否を決める一般選抜とは違い、志望理由書や活動実績、小論文、面接・プレゼンテーションなどを通じて「大学で何を学び、将来にどうつなげたいか」を多面的に評価する入試です。

そのため対策は、大きく次の4つに分かれます。①自己分析と志望理由の言語化、②探究や課外活動などの活動実績づくり、③志望理由書・活動報告書の添削、④小論文・面接・プレゼンの練習です。

ここで押さえておきたいのは、①と②は「時間」がかかり、③と④は「フィードバックの質」で差がつくということ。対策方法を比べるときは、この4つのうちどこを補ってくれるのかを見るのが近道です。準備の全体像は総合型選抜の始め方|高2から動く受験戦略5ステップにまとめています。

総合型選抜対策の4つの方法を比較

1. 通学型の総合型選抜専門塾

対面で面接練習やグループディスカッションの指導を受けられるのが最大の強みです。同じ目標をもつ仲間がいるので、モチベーションも保ちやすいでしょう。一方で教室は都市部に集中しがちで、地方在住だと通うこと自体が負担になります。費用も年間で数十万円、コースによってはそれ以上になるケースがあります。

2. オンライン専門塾・添削サービス

志望理由書の添削やオンライン面接練習を、自宅から受けられる方法です。住んでいる地域に関係なく指導者を選べ、通学時間もかかりません。ただし添削中心のサービスでは、書く材料である活動実績そのものは自分で用意する必要があり、①②が手薄になりやすい点に注意が必要です。

3. 独学(学校の先生・書籍・無料情報)

費用を最小限に抑え、自分のペースで進められます。学校の先生に志望理由書を見てもらえる環境があれば、一定の対策は可能です。ただ、面接やプレゼンの客観的なフィードバックを得にくく、「これで合っているのか」がわからないまま出願を迎えるリスクがあります。

4. 伴走型のオンラインメンタリング

自己分析から活動づくり、書類、面接までを、同じメンターが継続して伴走するタイプです。「何を書くか」を一緒につくれるため、実績がまだ少ない人ほど効果が出やすい方法です。その分、毎週の課題に自分から取り組む姿勢が求められます。

オンライン対策が向いている人・向いていない人

オンラインが向いているのは、次のような人です。地方在住で近くに総合型選抜に強い塾がない人。部活動や探究活動、アルバイトなど、日中の活動時間を削りたくない人。不登校や高卒認定ルートで、学校の進路指導を受けにくい人。そして、決まった曜日に縛られず自分のペースで進めたい人です。

反対に向いていないのは、誰かと同じ空間にいないと手が止まってしまう人や、締め切りを自分で管理するのが極端に苦手な人です。対面での面接練習をどうしても重ねたい場合は、普段はオンラインで準備し、本番前だけ対面の模擬面接を組み合わせる方法もあります。

私の指導経験では、オンラインか対面かよりも、「週に1回、進捗を確認してくれる相手がいるかどうか」のほうが結果に直結します。オンラインを選ぶなら、添削の回数だけでなく、定期的な面談や進捗管理の仕組みがあるかを必ず確認してください。

高卒認定・通信制ルートこそ「活動実績」で差がつく

高卒認定試験に合格した人や通信制高校に在籍する人も、総合型選抜に出願できます。ただし出願資格は大学・学部ごとに異なり、評定平均の基準を設けている選抜には高卒認定では出願しにくいケースもあるため、募集要項の確認は必須です。評定を問わない選抜では、そのぶん志望理由書と活動実績の比重が高くなります。

逆にいえば、学校に毎日通わない時間は、探究や小さな事業、ボランティアといった「書ける実績」をつくる時間に変えられます。高卒認定を早めに取得すれば、平日の日中をまるごと大学進学の準備に使うことも可能です。具体的な実績の積み上げ方は高卒認定から総合型選抜で大学へ|実績のつくり方で詳しく解説しています。

小論文が不安な人は、小論文・論述試験で合格点を取る「3ステップ論理構成法」から始めると、書き方の型が身につきます。

失敗しない対策サービスの選び方

最後に、対策サービスを選ぶときのチェックポイントを3つ挙げます。

①志望理由書の「添削」だけでなく、「材料づくり」まで関わってくれるか。②担当者が固定で、進捗を継続的に見てくれるか。③大学の外の世界——社会で働く大人と接点を持てるか。

3つ目は見落とされがちですが、総合型選抜の面接では「大学での学びを社会でどう活かすか」を問われることが少なくありません。実際に働く人の話を聞いた経験は、言葉の説得力を大きく変えます。

Core Learning Community のみらい進路研究所(進学コース)は、すべてのサポートがオンラインで完結する伴走型の進路支援です。学習メンターが自己分析・志望理由書・小論文・面接までを一人ひとりに合わせて設計し、現役の起業家やビジネスパーソンも伴走します。通信制高校でも得にくい時間の自由を、探究や実績づくりに使えるのがCLCの特徴です。内容はサービス紹介、進め方はよくある質問をご覧ください。高3の秋で今年の出願に迷っている人は、進路が決まらない高3へ|秋からの4つの選択肢もあわせて読んでみてください。

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